1952-03-10 第13回国会 参議院 予算委員会 第17号
今の警察予備隊は明らかに軍隊的訓練をやつている、旧職業軍人が訓練をしておる、部隊的訓練をやつておるものに近代的兵器を貸し與えてそうしてその軍隊的訓練をやつている人が、これからだんだん漸増して行く、これで以てどうして戰力と言えないか。少くとも潜在戰力ではないですか、この点について法務総裁はどういうふうにお考えか、御答弁承わりたい。
今の警察予備隊は明らかに軍隊的訓練をやつている、旧職業軍人が訓練をしておる、部隊的訓練をやつておるものに近代的兵器を貸し與えてそうしてその軍隊的訓練をやつている人が、これからだんだん漸増して行く、これで以てどうして戰力と言えないか。少くとも潜在戰力ではないですか、この点について法務総裁はどういうふうにお考えか、御答弁承わりたい。
併し常識として、戰争が起らない場合に常時部隊的訓練を行い、それに近代兵器を持たせ、戰争が起つた場合にすぐこれに出動し得る立場にあるものを、これはもう国際的に戰力と規定されておるのであります。
通常の警察官としての個々の訓練は勿論でありまするが、警察官が何と申しまするか、部隊行動と申しまするか、部隊行動を取り得るようないわゆる部隊的訓練、これは軍隊訓練と間違われる虞れがありまするので、用語は非常に大事だと考えるのでありまするが、まあ部隊的な訓練をできるだけ常時いたして置くという必要があると考えておるのであります。